中古マンション購入時の仲介手数料は忘れがちな諸費用です!

中古マンション購入時に必要な諸費用の中で、中古という物件にだけにかかる諸費用があります。
それが仲介手数料という費用です。

この費用について、実は新築マンションの購入時には一切かかりませんが、中古マンションの契約に至るまでには、さまざまな作業行程が必要ですから、それにかかわる費用が仲介手数料として諸費用の中に含まれることになります。

中古マンションの売買は、基本的に売主と買主との個人と個人の売買契約ですから、本来は買主が個人で物件を探し、個人で交渉をし、契約書を作成して売買契約を結ばなければなりません。

でも、この作業を個人の力で行うにはとても労力のいることですし売買に当たってはリスクも伴います。

そこで不動産仲介会社が、中古マンションの物件情報を収集して買い主に情報を提供し、買主が気に入った物件があれば見学の手配を行うなどの手配までをしてくれるわけです。

契約に至る場合には契約の内容や手順を案内して、無事契約が成立するまでをお手伝いします。
ほかにも契約にかかわる作業の費用が仲介手数料として含まれているのです。

このように売買契約のために不動産仲介会社が行ういろいろな作業コストについてが、仲介手数料である…
そう考えると理解しやすいかもしれません。

では、その諸経費をいつ、いくら支払えばいいのでしょう?
実はここに大きな盲点があります。

中古マンション購入時の仲介手数料は、支払う時期が定まっていません。
だから、とても忘れがちな諸費用の一つです。

仲介手数料は契約時に半金を支払い、引き渡し時に残りの半金を支払うのが一般的ですが、契約時に全額支払う場合や、引き渡し後に全額支払うこともあります。

仲介手数料の額は、契約物件の成約金額×3.15%+63,000円(税込)です。
仮に4000万円の中古マンションなら、4000万円×3.15%+63,000円なので仲介手数料は1,323,600円になります。

結構大きな諸費用だと思いませんか?
大きな費用だからこそ、いつ支払えばいいのかをしっかりと把握しておきましょう。


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