中古マンションの固定資産税を安くするコツ!

中古マンションと中古一戸建て住宅の固定資産税はどちらが安いのでしょうか。

実は固定資産税だけに限って言えば、中古マンションよりも、中古一戸建て住宅の方がお得だと言えるでしょう。

その理由は、建物の法定耐用年数の違いがあります。
木造一戸建ての住宅の場合だと、耐用年数はおよそ22年、軽量鉄骨造でもおよそ27年しかありません。
それに比べて分譲マンションなどは、重量鉄骨造がほとんですから、耐用年数はおよそ34年にも及びます。
SRCやRCなどになると47年になることもあります。

固定資産税は耐用年数によって評価額が変わります。
たとえ中古マンションであっても、戸建て住宅に比べると、圧倒的に耐用年数が長くなりますから、建物自体の評価額がなかなか下がりにくくなっているわけです。

つまり、固定資産税としてだけ考えれば、中古マンションよりも中古一戸建ての方がお得…ということいなります。

また、中古物件を購入すると必ずといっていいほど、住まいのリフォームすると思いますが、実は固定資産税とリフォームには密接な関係があることをご存知でしょうか。

そこで中古マンションの固定資産税で得をする裏テクニックを少し紹介します。

まず、全面リフォームをして建物の内装が新築マンションのように綺麗になった場合、建物の評価額は上がることはイメージわかると思いますが、これは「建築確認」、つまり建物の構造そのものに手を付ける大幅なリフォーム工事をすれば、建築確認が必要となり、結果として建物の評価額が見直されるからです。

そこで、建築確認の申請をする必要のない小規模なリフォームだけなら、建築確認の申請を行う必要がないですから、評価額は見直されないことになります。

具体的にはシステムキッチンの交換、フローリングの張り替え、などです。
固定資産税で得するには、建築確認の申請が必要とされない範囲内でリフォーム工事をすることがポイントで、安い固定資産税のまま住み続けることのできるコツなのです。


中古マンションでも火災保険に入るべき理不尽なワケとは…