万一のために必要な中古マンションの火災保険。
火災保険は金融機関でローンを組む際にも、担保として必要なものでもあります。
でもその保険の契約期間って、いったいどれくらいの期間が必要なのでしょうか?
1年間だけ…
そういうわけにはいきませんよね。
保険金額を考えると、通常、マンションのような鉄筋コンクリートならばA構造で、しかも、地震保険の有無によって、火災保険の50%まで設定できます。
もちろんそれは立地条件によりケースが違ってきます。
他にセキュリティシステムの有無や、水害に関する補償の有無、ガスを使わない電磁調理器かどうかといった点も保険料の割引対象です。
これらの保険金額の設定は保険契約期間ごとの金額に準じてですが、おおよそ±20%の範囲内で保険金額が変わってくるもの。
ですから驚くほど保険金額が変わるようなことはありません。
最も注意したいのは火災保険の契約期間なのです。
新築の鉄筋コンクリートのマンション場合、その保険契約期間は最大で35年。
中古マンションになると最大で32年です。
ローンで購入する場合、借入する金融機関にもよりますが、1年間の保険契約でもいいという場合もあるようです。
でも、中古マンションの火災保険は1年契約よりも、3年、5年、10年、20年、30年といった長期契約になればなるほど保険料の割引が大きい。
ですから、中古マンションの築年数、立地条件、家族の状況、そして将来計画などを考えて、火災保険の契約期間を決める。
これは十分注意してくださいね。