子育てしやすい中古マンションの間取りの参考例


今の一戸建て住宅は、子ども目線で間取りや生活動線が考えられています。
そのような間取りは、今から中古マンションを購入したいと思う方々にとって、気に入った物件を探し出す一つのヒントになることがあります。
そんな子ども目線で考えられた間取り、キッズデザインを少し紹介します。

一つ目は「玄関脇→手洗いカウンター→トイレ」などの水周り動線です。
「帰宅→手洗い→うがい」という社会的ルールを子ども自身が自然な動線で学べるような間取りがいいものです。
「外から帰ったらすぐにうがい→手を洗う→トイレ」という社会的ルールを、自然な流れで子ども自身が学べるようなスムーズな動線になっているか…。
手洗いカウンターには踏み台も収納されていて、トイレやサニタリーはお風呂やインナーバルコニーに近いこともポイントです。
バルコニーがお風呂の脱衣室に近いとママの洗濯にとても便利です。

二つ目はLDKの隣に多目的ルーム「マルチスペース」があることです。
「LDK+マルチスペース」は最近多い間取りです。
最近の新築マンションでは多く見られますが、中古マンションの物件としてはまだまだのようです。
でも、これから中古マンションを探す…そんな家族に参考としていただきたいのは、子どもの成長期や介護も視野に入れた家族変化に対して細やかにシミュレーションしておいてほしいということです。

赤ちゃん期は畳やベビーベッドが置けるように
幼児期はおもちゃや積み木を存分に広げられるプレイスペースに。
小学校は親の目が届くような間取り、時には宿題も一緒に取り組めるように。
子どもが成長して個室を与えられるように。
老親の介護スペースに、特に玄関・バストイレからなるべく近い動線。

もちろんこのような間取りのマンションを、完璧に探し出せるわけではありません。
でも中古マンションのリフォームで理想の間取りにグッと近づけるようになります。

子育ては面倒・苦痛だ、そういった考え方が今この世の中にあります。
だからこそ、子育てが楽しくなる住まいづくりはとても大切だと思います。
それは、子育て期だけでじゃなく将来の家族変化にも柔軟に対応できるようにです。