中古マンションを購入する際、売主さんとの価格交渉をどのように進めればいいのか…
最初は不安ですよね。
実際の価格交渉を始める際、売主さんと買主さんとの仲介を行うのが不動産会社。
実は、この不動産会社とのやり取りが一番重要なポイントになってきます。
不動産会社が売主や買主から仲介を引き受ける場合は、基本的に成功報酬です。
もし取引が成立すれば、物件価格の3%+消費税を上限に仲介手数料を受け取る仕組み。
つまり、取引する中古マンション物件の価格が高ければ高いほど、不動産会社は仲介手数料をその分たくさんもらえるという仕組みなのです。
ですから、まず不動産会社は提示価格を高めに設定しようとします。
このことを理解して価格提示を始めていくと、買主に有利に進んで行く場合が多いもの。
でも、困ったことにたいていの買主は中古マンション購入に関して、ど素人ですよね。
買主だけでは希望価格、つまり相場がわかりません。
ですから、例えばこんなやり取りが買主と不動産会社との間で生じてしまいます。
不動産業者「いくらで交渉しますか?」
買主「いくらぐらいがいいでしょうか?」
不動産会社「○○万円から○○万円の間くらいでしょうか…」
買主「では○○万円くらいから…」
こんなやり取りです。
買主としては、当然ながらもっと安い価格で購入したいわけです。
でもこの時、希望価格まで値引いて提示すると売主さんが売ってくれないかも…
といった余計なことを考えてしまいがち。
この時点でもうすでに不動産会社の術中にはまってしまっているのです。
つまり不動産会社は最初から価格を高めに設定してきます。
でも、提示価格が低くすぎてもすぐに交渉が決裂することはあまりありません。
今度は売主さんが希望価格を提示して、徐々に折り合いを付けていく…
それが中古マンションの価格交渉の仕方です。
不動産会社はそのようなことを尋ねない限り、買主にあまり教えてくれません。
いや、教えたくないのが現状なのです。
中古マンションの価格交渉で後悔する前に、このように希望価格の提示の仕方をしっかりと身に着けておくことをおススメします。