火災保険は契約後に中途解約できる?


火災保険の契約について、一番よく聞く話があります。
それは契約期間や解約のことです。
一年だけ契約できるのか、もしくは契約後中途解約するとができるのか…
こんな問い合わせがよくあります。

中古マンション購入時に、火災保険に加入する際の買主側の保険会社選択権について、実は法的な制約は一切ありません。

しかし、新築マンションでも同じことが言えますが、中古マンションを購入して信用金庫や地方銀行に火災保険の斡旋をお願いする際は、質権(債権者が債権の担保として債務者の物を受け取って、債務者が弁済するまでこれを手元に置き、弁済しない場合はその物から優先的に弁済を受けることの出来る担保物件のこと)というものが、火災保険の中で設定されます。

つまり、火災保険は住宅ローンを組む期間の間、ずっとかける必要があるわけです。
ですから、1年や2年で契約解除することはできません。

とはいっても、火災保険には必ず入っておく必要があります。
もちろんどこの保険会社で契約しようと あくまで任意です。
火災保険は金融機関でも斡旋できますし その業者が代理店の場合だってあるくらいですから…

ただ 火災保険の契約手続きはお互い気持よく スムーズに完了させた方がいいですから、同じような内容の保証で 費用が安かったり 有利だったりすれば、その業者を通して契約することの方がお得になる場合もあります。

もし、ご親戚や知り合いに保険屋さんがいるのであれば、必要な補償範囲かどうかの見極めもつきますし、見積書を出してもらい、内容をよく吟味することだってできるからです。

一般的に、火災保険については何となく営業担当者の進められるがままに契約をしてしまいがちですよね。
でも、中古マンションの購入者がもっと違ったやり方で火災保険を選べれば、今の相場よりも安い費用で契約できる場合だってあるのです。