火災保険に付帯する保険の種類を十分吟味しよう!


金融機関からの融資要件として、火災保険に付帯する保険がついていることが多いと思います。
火災保険に付帯される、地震保険や家財保険などのことです。
火災保険だけ付けていても、地震保険を付帯していないと、地震の際には補償されませんから…

日本の法律では、例えば隣の家やマンション隣戸から出火して焼失しても、隣に損害賠償を求めることはできません。
これは「失火の責任に関する法律」で定められているのです。

隣の家やマンション隣戸で家事が発生して我が家が燃えなくても、消防署による消火作業の影響で、水をかぶる可能性が十分にあります。
この場合は、もちろん火元や消防署に賠償を求めることなどできませんよね。

このような場合には、お部屋が水浸しになったり、家財が水浸しになります。
つまり火災保険に付帯した、水害や家財保険などが適用されることになるわけです。
家財を元どおりに買い揃えるには、意外と数百万かかることもありますから、付帯させる家財保険には注意が必要だと思います。

また、地震保険は支払い条件が厳しいことをご存知でしょうか?
火災保険の付帯である地震保険は、実際微々たる補償額しかもらえません。
でも、入っていなければその微々たる額ももらえませんので注意しましょう。

地震の直後には、マンションや家屋の火災発生リスクが高いことにも注目しておきましょう。
そのような場合、実は地震保険の付いていない火災保険は無効になってしまいます。
リスク回避のためにも、ぜひ付帯している火災保険にも入っておいた方がいいと思います。