中古マンションと新築マンションの価格差とは…


一昔前までは、中古マンションというと予算面で新築マンションに手が届かない家族や老夫婦が、消去法的に購入する…

そんなイメージが中古マンション住宅でした。

当時は、新築一戸建てのマイホームと同じように、マンションの住まいにも新築を重視して中古を軽視するような流れがどこか定着していたんだと思います。

でも、バブル崩壊以降は中古マンションが注目を浴びています。
その原因は、良質な中古住宅や中古マンションの物件が出始めているからです。
しかも中古物件の評価が上がり始めていますし、消費者がもつ中古住宅や中古マンションへの意識も変わったきていることが伺えます。

これまで資金不足の人のための受け皿となっていた中古住宅や中古マンションは、住宅ストックとしての市場価値を少しずつ向上させています。

さらに、この勢いに拍車をかけたのが、都心部を中心としたミニバブルです。
バブルが崩壊して以降、首都圏・新築マンションの平均価格は4000万円台~5000万円台でしたが、最近では4500万円台~5500万円台と15%も上昇しています。

所得が伸び悩む中にあって、ここ最近は2割近くも価格が上昇しているには驚きです。

こうなるとマンション購入を検討している方々は、新築購入をあきらめて中古物件へと意識が移っていきます。
市場価値の上がった、しかも割安感のある中古マンションに注目が集まって当然だと思います。

しかも中古住宅、中古マンションの魅力には、新築価格と比べたその安さが最大のポイントです。

首都圏の新築マンションと中古マンションの分譲価格を比較してみても、2000万円程度の価格差がある物件だってありますし、新築に比べて4~5割近く安くて済むという魅力が、中古マンションの最大の魅力なのです。