中古マンションの物件価格は、その物件の純粋な価値を示しています。
どういうことかというと、中古マンションの価格は丸裸だということです。
新築マンションの価格には、プラスα(販売宣伝費用や利益)が含まれています。
新築マンションを購入する際に、その上乗せされた費用がどのくらい入っているのかなんてわかりませんよね。
でも、中古マンションの価格は違います。
ある一つの視点から、どれくらいの宣伝費用があるのかを伺い知る方法があります。
それは「分譲価格比」というものです。
この価格比は、同一物件の新築分譲マンションの価格に対して、中古マンションの価格がどのくらいの割合になっているかを示す指標です。
分譲価格比の比率が高ければ、その中古マンションの資産価値は落ちていない…
つまり優良なマンションといえます。
この分譲価格比には目安となる比率があり、分譲価格比が9割であれば優良、8割ならやや良い、7割程度は普通…
そのような目安です。
同じ時期で同じくらいの価格、そんな新築分譲マンション物件でも、5年後、10年後の中古物件価格には歴然とした価格差が出ます。
新築時には、モデルルームや広告宣伝費用にお金をかけていますから、中古マンション物件になって初めて本当のマンション価値がわかる…
というわけです。
中古マンションのメリットは、
最初から純粋な価値がその価格に示されていること。
つまり当たり外れがない…と言えると思います。