意外にかかる中古マンション購入時に必要な諸費用ってどれくらい

新築マンションと中古マンションでは、必要なお金はどちらが安くてすむのかおわかりですか?

当然のことですが、マンションの物件価格は新築のほうが高く、中古のほうが安いもの…。
これはごくごく当たり前のことですよね。

たとえば、新築物件の場合まだ誰も住んだことがありません。
新品のキッチンやバス、トイレが備わっていてとてもキレイですが、その分、物件の購入価格は高くなってしまいます。

一方で中古の場合はマンション自体の建物が古くなっているので、汚れていたりキズがついていたりします。
その分、マンションの価値が下がり物件価格としては安くなっているのが通常です。

でも、マンション購入時に必要な諸費用のことを考えると、実はその反対の現象が起きてしまうことをご存知ですか?

新築時のマンションでは物件価格3500万円に対し、購入時の諸費用の合計は約230万円で、物件価格の約6%です。
中古マンションはというと、同じような間取りや設備条件では物件価格2800万円に対し、諸費用の合計は290万円で、これは物件価格の約10%にもなってしまいます。

この違いって結構大きいものです。

大きな要因としては、中古マンションの方が仲介手数料などで、かかってしまう費用が大きくなってしまうことがあげられます。

もちろん、この試算はあくまでも条件を同じに設定にしたうえでの試算ですから、実際に購入する金額のケースで比較すると違ってくる可能性はあります。

でも、一般的には中古マンションを購入する方が諸経費が多くかかってしまうことを理解している人はあまりいないと思うのです。


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