中古マンションの火災保険の相場を知る

中古マンションの火災保険の相場は、新築マンションに比べると若干低く設定されていると考えて間違いありません。

当然ながら、触れておきますが、新築マンションよりも中古マンションの方が物件としての評価が下がるからです。

では、中古マンションの火災保険の相場は一体どれくらいなのでしょう。

火災保険の相場は、「一戸建てかマンションか」「鉄筋コンクリート住宅か木造住宅か」によっても違います。

保険料の中で料金を大きく左右する項目が何にか知ってますか?

まず「一戸建てかマンションか」という点です。

言うまでもないですが、マンションの場合は対象が自分の部屋のみとなりますので、建物全体に保険をかける必要がないため、一戸建てよりも割安になります。

中古マンションの場合は、若干新築マンションよりも高めに設定されています。

次に「建物の構造」です。

一戸建ての場合、木材など燃えやすさなどに応じて「構造級」という区分がされていて、コンクリートやコンクリートブロック・れんがなど、耐火性の高い家は被害が大きくなりにくいため保険料も安くなります。

マンション場合は、一般的に鉄筋コンクリートなので、安く設定されています。

最後に特約についてです。

特約とは、基本の補償にプラスアルファとしてつけるものです。

補償を手厚くすれば充実した補償を受けることができますが、その分保険料も割高となります。

この特約を十分に付けるか、必要最小限に付けるかによって大きく保険料が変わってくるわけです。

一戸建ては規模によって建物の価格が大きく異なりますが、新築一戸建てで価格がだいたい3,000万~7,000万円の場合で、年間12,000円~20,000円ほどです。

それに比べると、中古マンションも購入時の価格がいくらかで決まりますが、よほど豪華なマンションでない限りは年1.5万円を超えるということはないでしょう。