中古マンション購入の諸費用、印紙税と仲介手数料を計算してみよう!


不動産会社から中古マンション物件を購入する場合で、専有面積が80㎡、築年数7年で物件価格が2,800万円だとします。

そうすると、一体どれくらい諸経費・諸費用が必要になるのかですが…

中古マンションの購入にかかる諸費用は、購入価格のおよそ1割を目安に考えてください。

まず、売買契約時には印紙税が発生します。

印紙税は契約書の記載金額によって変わりますが、売買価格が1000万円~5000円なら、1.5万円です。

これは決められています。

また、中古マンションを不動産会社を仲介業者として購入する場合、仲介手数料が必要です。

この仲介手数料は宅地建物取引業法(宅建業法)で「税抜き物件価格×3%+6万円+消費税」が上限となっています。

そして、この仲介手数料を算出する際に重要になってくるものがあります。

それは建物評価額です。

この建物評価額は、物件価格が2,800万円なら、土地代金を差し引いた額の約7割が評価額となります。

もし土地代が800万円なら、2800万円-800万円で2000万円の7割…

つまり1400万円が建物評価額です。

仲介手数料は、この建物評価額から算出されることになります。

建物評価額が1,400万円ですから、建物部分にかかる消費税70万円(=1,400万円×5%)を差し引いた2,730万円をもとにして、計算さます。

つまり、(2,730万円×3%+6万円)×1.05=約92.3万円

これが仲介手数料の上限金額となるわけです。