子育てファミリーにとって、どんな中古マンション選びがいいのでしょうか?
そこで子どもの医療費の面から少し考えてみましょう。子どもの医療費には、子ども医療費助成の有無で、家計の負担は大きく違うケースがあります。
教育費とならんで、子育て世帯の負担になるのが小児科の医療費。
これには行政の補助制度がありますよね。
市部にある中古マンションに暮らすよりも、東京23区内にある中古マンションへ暮らした方が、医療費自己負担金を少なくすることができることをご存知ですか?
東京23区では、15歳まで健康保険の自己負担分が全額無料になる「子ども医療費助成」を実施しています。
これには所得制限もありません。
一方、市部などの普通の自治体では6歳までは無料ですが、7歳から15歳までは自己負担分3割のうち1割を助成するケースがほとんどです。
市によっては所得制限を設けている自治体もありますから、まったく助成を受けられない…
そんなケースもあります。
たとえ1割の負担でも、子どもが2人、3人いれば、家庭にとってはそれなりの負担ですよね。
全額無料の東京23区内と比べても、その違いは大きいと言えます。
このように、子供にかかる教育費や医療費からみた、中古マンションエリア選びだけでも、どこに住むかによって家計の負担は大きく変わってきます。
中古マンションの購入価格を見るだけでなく、住むエリアの自治体が備えている、いろいろな行政サービスについても、きちんとチェックしましょう。