一体どれくらいの金額相場なのか…
中古マンションなのに火災保険料がこんなにかかるの…
もっと安くならないのか…
こんな疑問がたくさんわいてきます。まず、火災保険の保険料とは、その対象となる建物の構造と地域によって異なります。
では、その構造にはどのような種類があり、どう区分けされているかをご存じでしょうか?
単純に考えて、鉄筋コンクリートや木造、鉄骨構造などの違いがあることは分かると思います。
でも、建物の構造が火災保険の分類上どのように分けられているのか、というのはあまり馴染みがないのではないでしょうか。
住宅物件や一般物件は、次の3区分に分類されます。
住宅物件:M構造・T構造・H構造
一般物件:1級・2級・3級
火災保険料が高いか…安いか…、これは住宅物件か、一般物件かの種別によって大きく変わってきます。
つまり、M構造、1級に近いほど、火災・災害に強いので、保険料は安くなります。
逆に、H構造・3級に近いほど、火災・災害に弱いので、保険料が高くなるという仕組みです。
通常、中古マンションは鉄筋コンクリートですから、ここでいうM構造になります。
M構造というのは、耐火性の高い構造になりますから、火災保険が安くなりのが普通です。
中古マンションの場合、火災保険の契約を何気なくしてしまいがちです。
ですから、意外とこれらの関係まで細かく見ないものです。
このことが保険料の過払い(保険料の払い過ぎ)問題の原因の一つでもあることを知っておきましょう。